尾崎喜左雄博士展Part6トークショーを開催しました

投稿者: | 2021年12月20日

こんにちは,中央図書館です。

11月25日から中央図書館ギャラリーにて,「群馬県の古墳発掘の父 尾崎喜左雄博士展 Part6~群馬県内の古墳発掘・調査の歴史を識る~」を開催しました。6回目となる今回は,高崎地域における群馬大学の古墳調査に焦点を当てた展示を行いました。

 

12月15日(水)には,共に尾崎博士のもとで発掘調査や古墳研究に携わってこられた,群馬県立歴史博物館特別館長の右島和夫氏と高崎市教育委員会の田村孝氏によるトークショーを開催しました。

田村氏からは,昭和42~43年に実施された御部入(おんべいり)古墳群の発掘調査についてご紹介いただきました。続いて,右島氏から,尾崎喜左雄博士が群馬県内で古墳発掘をしていた時代的な背景、近畿地方や大和政権との繋がり、地理的な解釈などが語られました。最後に,お二人の学生時代の尾崎喜左雄博士との温かなエピソードを紹介いただきました。

参加した学生さんからは、「実際に研究している方からお話を聞くことで,分かりやすく面白さを感じることができた」「群馬でこのような古墳の発掘調査をやっていることは新たな発見だった」「講師のお二人の尾崎博士に対する尊敬や愛を感じるトークショーだった」との感想が寄せられました。

昭和20~40年代,群馬大学尾崎研究室が担ってきた古墳調査は,当時の群大生や地域の方々によって進められてきました。尾崎博士のもとで学んだ人々は,右島館長や田村氏のように,後に群馬県内の古墳研究や文化財保護行政などに携わり,尾崎博士の教えを継承しながら,さらに古墳時代の研究を発展させてきました。

群馬大学がこうして群馬県の古墳発掘に関わってきたことを,在学生や教職員,地域の方々に知っていただけたら嬉しいです。

田村孝氏

右島和夫氏

関連リンク

特別展示「群馬県の古墳発掘の父・尾崎喜左雄博士展 Part6~群馬県内の古墳発掘・調査の歴史を識る~」を開催します(11/25~1/13)
https://www.media.gunma-u.ac.jp/announce/2021/clib/2021112400.html