こんにちは,中央図書館です。
1/31(火)15時から12回目となるアゴラカフェ・ミニレクチャーを開催しました。教育学部国語教育講座の永由徳夫教授を講師に,「華麗なる古筆の世界」のテーマでお話しいただきました。
平安時代から鎌倉時代の和様の書「古筆」(切)や「手鑑」についての基本的な知識から,仮名の美の極致を示した「高野切」,古筆を遺すために施された装丁の技法や意匠が凝らされた装飾料紙まで,作品を見ながらわかりやすく解説していただき,古筆の魅力の一端に触れることができました。先生の楽しい話の運びに時折笑いもおこり,終始和やかな雰囲気の講演会でした。
今回のミニレクチャーには学外参加者11名をはじめ,73名もの参加があり,会場から参加者が溢れるほどの大盛況のうちに閉会となりました。学外からの参加者の中には,個人所蔵の古筆の掛け軸を持参して披露してくださった方もおり,皆で鑑賞させていただきました。
さらに、講演後も参加者が展示作品を熱心に鑑賞されている姿がとても印象的でした。永由先生,貴重なお話をありがとうございました。