こんにちは,中央図書館です。
12月12日(土),13日(日)に実施された荒牧祭に併せて,中央図書館でも展示などのイベントを行いました。遅くなりましたが,ご報告を。
特別展示「殿様が描いた猫」
当館では,新田岩松家から寄贈された新田文庫を所蔵していますが,この中に,新田家4代の当主が描いた粉本(下絵)約1300点があります。今回は,この中から「猫」に焦点を当て,猫の絵(猫絵)を展示しました。猫絵は養蚕が盛んな地域では鼠から蚕を守ると信じられていたそうですが,中でも新田の殿様が描いた猫絵は新田猫などとも呼ばれ尊重されていたとのことです。4人の殿様が描いた絵は,見比べるとそれぞれ違う特徴が見られ,点数は少ないながら見応えのある展示となりました。今回の展示では,学びのリテラシー2の授業で新田文庫の猫絵について調べた学生グループが掲示資料の作成と発表を行ってくれました。また,展示を見てアンケートに答えてくださった方全員に,今回の展示に合わせて作成したオリジナルバッグを差し上げました。猫絵をモチーフに本学教育学部の卒業生である漫画家の星野正美さんがデザインしてくださったものです。最近の猫人気もあり,多くの方に足をお運びいただきました。
無料配布会・県立図書館出張展示
また,不要資料の無料配布会と群馬県立図書館による出張展示(12日のみ)も同時開催しました。研究室から返却されて重複となった雑誌や,複数冊寄贈された図書など,当館では受入予定のない資料を提供しました。人文系の雑誌を中心に,段ボール5箱分の資料をお持ち帰りいただきました。ご活用いただければ幸いです。県立図書館の出張展示では,ビブリオバトルの紹介やぐんまちゃんの利用証発行等が行われました。