こんにちは,理工学図書館です。
11月1日(金),「映像を通してのまちづくりと経済効果」をテーマに,26回目の開催となる桐生楽講座を開催しました。今回も会場での観覧とZoom経由でのオンライン視聴のハイブリッド形式での実施となりました。
講師は,わたらせフィルムコミッション代表・周藤史朗さんです。2005年わたらせフィルムコミッションへ加入,2014年代表に就任された周藤さんに,お話を伺いました。
まず最初は,わたらせフィルムコミッション設立の経緯についてお話しいただきました。
わたらせフィルムコミッションは,2002年に日本初の民間ボランティア団体として発足,映画やドラマ以外にも学生の自主制作作品等にも積極的に協力されてきたそうです。桐生市・みどり市と連携協力しており,団体名も渡良瀬川全域を活動エリアにしていることから命名されたということで,桐生との繋がりの強さがうかがえました。
その後はフィルムコミッションの活動について,各制作会社からの問い合わせから最終的に完成した映像作品の発表までの紹介があり,具体的な経済効果の数値も交えつつ,実際に制作された映画やドラマ等について,現場ならではの興味深いお話を伺いました。特に撮影現場での裏話は参加者の皆さんが一番楽しみにしていた部分ではないかと思いますが,期待通りに俳優さんや映画監督等のユーモラスなエピソードを色々とお話いただきました。また合わせて,フィルムコミッションの活動が地域の経済や文化へどのような影響をもたらすかを具体的な例を挙げてご説明いただき,大変わかりやすくためになるお話でした。
今回は会場とZoomを合わせて,31名の方にご参加いただきました。周藤さん,そしてご参加くださいました皆さん,ありがとうございました!