荒牧祭特別展示「殿様が描いた猫」&無料配布会のご報告

投稿者: | 2016年2月3日

こんにちは,中央図書館です。

12月12日(土),13日(日)に実施された荒牧祭に併せて,中央図書館でも展示などのイベントを行いました。遅くなりましたが,ご報告を。

特別展示「殿様が描いた猫」

当館では,新田岩松家から寄贈された新田文庫を所蔵していますが,この中に,新田家4代の当主が描いた粉本(下絵)約1300点があります。今回は,この中から「猫」に焦点を当て,猫の絵(猫絵)を展示しました。猫絵は養蚕が盛んな地域では鼠から蚕を守ると信じられていたそうですが,中でも新田の殿様が描いた猫絵は新田猫などとも呼ばれ尊重されていたとのことです。4人の殿様が描いた絵は,見比べるとそれぞれ違う特徴が見られ,点数は少ないながら見応えのある展示となりました。今回の展示では,学びのリテラシー2の授業で新田文庫の猫絵について調べた学生グループが掲示資料の作成と発表を行ってくれました。また,展示を見てアンケートに答えてくださった方全員に,今回の展示に合わせて作成したオリジナルバッグを差し上げました。猫絵をモチーフに本学教育学部の卒業生である漫画家の星野正美さんがデザインしてくださったものです。最近の猫人気もあり,多くの方に足をお運びいただきました。

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無料配布会・県立図書館出張展示

また,不要資料の無料配布会と群馬県立図書館による出張展示(12日のみ)も同時開催しました。研究室から返却されて重複となった雑誌や,複数冊寄贈された図書など,当館では受入予定のない資料を提供しました。人文系の雑誌を中心に,段ボール5箱分の資料をお持ち帰りいただきました。ご活用いただければ幸いです。県立図書館の出張展示では,ビブリオバトルの紹介やぐんまちゃんの利用証発行等が行われました。

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読みたい!読ませたい!in 理工学図書館2015 キャンペーン図書から

投稿者: | 2016年1月13日

こんにちは,理工学図書館です。

昨年10月に学生の皆さんからリクエストを募集した,「学生図書選定キャンペーン 読みたい!読ませたい!in 理工学図書館2015」から,入荷した図書をいくつかご紹介します。

Cooking for Geeks : 料理の科学と実践レシピ 
理工学部の学生さんにピッタリのレシピ本!「キッチンの初期化」「入力の選択:風味と食材」「時間と温度:料理の主要変数」など,料理を科学的に解説しながら100を超えるレシピを提供しています。感覚で料理している人にも目からウロコかも。

はじめての研究生活マニュアル 
これから卒業研究をはじめる学生さんに。「研究室に入って何をするの?」「どのように英語論文を読むの?」「研究発表ってどうすればいいの?」など様々なギモンに,研究生活の初歩的なことからわかりやすくイラストつきで解説しています。

フォークの歯はなぜ四本になったか : 実用品の進化論 
身の回りの実用品は,なぜこの形になったのか?不具合や失敗を積み重ねて実用品が進化してきた様が,豊富な事例とエピソード満載で紹介されています。読んだ後には,ものの見方が変わりそう!

伝わるデザインの基本 : よい資料を作るためのレイアウトのルール : 学校や会社では教えてくれない!? 
レポートや発表資料に何気なく使っている文字や図表が,読みにくさを助長しているかもしれません。本書ではフォントの選び方から図表やグラフ,資料全体のレイアウトや配色まで,基本ルールを解説しています。基本的なことって,意外と誰も教えてくれないんですよね!これを読んで,スマートな資料作りにぜひお役立てください。

何者 
朝井リョウ氏による”就活小説”。SNSを駆使して就職活動を続ける,大学生5人のリアルな姿が描かれています。就活では嫌でも自分と向き合ったり,他人と比較して落ち込んだりすることもありますが,この小説のようにたくましさを掴みましょう!2013年直木賞受賞。新潮社の特集ページではインタビュー記事等が読めます。

ボクはファミコンが欲しかったのに 
著者の岐部昌幸氏は,群大(社会情報学部)OBです。「ファミコン」は80年代の話ですが,ちょっと残念な小学生の主人公マサミチ君には共感できることが多そう。

わたしに会うまでの1600キロ 
昨年夏に公開された映画の原作。母親の死や離婚など,多くの苦しみを背負う26歳のシェルリは,自分を取り戻すためアメリカ西部を縦断する遊歩道「パシフィック・クレスト・トレイル」を一人で歩き出します。その距離1600キロ!日本に換算すると,札幌から鹿児島までが1592.3キロ。(参考:国土地理院 都道府県庁間の距離 http://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/kencho/kenchokan1.html)過酷で孤独な日々を,シェルリはどう乗り越えたのでしょう。実話というのも驚きです。

ほかにも,専門書や小説がたくさん入荷しています。キャンペーン図書コーナーは,1階図書室前にありますので,ぜひ本棚もチェックしてみてくださいね。

2015年キャンペーン図書リストはこちら

第7回アゴラカフェ : ミニレクチャー「文明の発展と鉱物資源」(11/25)ご報告

投稿者: | 2015年12月9日

こんにちは,中央図書館です。

第7回アゴラ・カフェ(ミニ・レクチャー)が「文明の発展と鉱物資源」をテーマに,元教育学部理科の吉川名誉教授により11月25日に開催されました。
岩石の中に含まれる鉱物(化合物)は,現在4,500種が判明しているとのことで,地球科学として鉱物を分析することにより,地球ができて46億年の変化の歴史が分かるとの話がありました。現在状態の分析により未来の変化が予測されるとのことで,「文明はなぜ長く続かなかったのか?」という話があったり,珍しい実物の鉱物を見せていただきながらの説明があったりして,通常のミニ・レクチャーを大幅に上回る1時間半となりましたが短く感じられました。

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選書ツアーを開催しました(11/11)

投稿者: | 2015年12月4日

こんにちは,中央図書館です。

先月,初めて選書ツアーを開催しました!選書ツアーとは,学生の皆さんに実際に書店で本を手にとって選んでもらうという企画です。図書館では随時リクエストを受け付けていますが,応募できるのは読みたい本がはっきり分かっている人のみ!その点,選書ツアーでは,本棚に並んでいる本を眺めて気になるタイトルを手にとってページをめくって…ができるので,漠然と面白い本読みたいなぁと思っている人でも本が選べます。

今回のツアーは,紀伊國屋書店前橋店(けやきWALK前橋内)で行いました。開催内容は下記のとおり。

  • 日時: 11月11日(水) 14:00-16:00(の予定でしたが16:45頃まで)
  • 参加人数: 14名
  • 選定冊数: 176冊(うち,重複を除いた162冊を購入)

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書店で借りたカゴを手に,思い思いの本を選んでくれました。悩んだ末に選ばれた本たちは,ようやく昨日図書館に並びました。大好評貸出中です!※選んだ本はブクログWeb本棚で確認できます。

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この後,参加者の皆さんが自分の選んだ本のポップを書いてくれる予定です。お楽しみに♪

第7回桐生楽講座–あなたの知らない(かもしれない)桐生–(10/22)ご報告

投稿者: | 2015年10月26日

こんにちは,理工学図書館です。10/22(木)に開催された第7回桐生楽講座–あなたの知らない(かもしれない)桐生!–の様子をご報告します。

今回は講師にラタンアーティスト 野村ナナ子氏をお迎えし,「『編み・組み』の奏でるラタンアートの世界」と題してご講演いただきました。お集まりいただきました皆様ありがとうございました。

籐工芸の歴史は,1000年以上前から行われているといわれています。その「編み・組み」の文化を継承する素晴らしい作品の数々をお持ちいただきました。籐だけでなく家庭にある写真のフィルムを再利用したランプシェードもとても素敵でした。会場では参加者一人ひとりに編み方の見本や籐素材,色付けに使う染料などを見せていただきました。

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野村ナナ子様,貴重なお話をありがとうございました。
人生は選択するより導かれている気がする・・・と,ラタンアートと一緒に歩んできた野村さんの人生論に皆さん聞き入っておりました。